【作品解説】ウィレム・ ファン・デ・フェルデ(子)《テセル島の海戦》―海景の専門家による特殊モチーフの表現

ウィレム・ ファン・デ・フェルデ(子) 
《テセル島の海戦》1683年
ロンドン 国立海洋博物館


【作品解説】

ウィレム・ ファン・デ・フェルデ(子)

《テセル島の海戦》

海景の専門家による特殊モチーフの表現



17世紀オランダの画家ウィレム・ ファン・デ・フェルデ(子)の風景画。
横長の画面に、複数の軍船が浮かび海戦を繰り広げる。

1673年、英仏連合とオランダ海軍の艦隊同士の戦闘。
互いに両舷に並んだ大砲を撃ち合う。

画面奥の炎上した艦から立ち上るのは黒煙。

艦の両弦からは砲撃の白煙が上がる。

散弾を受けた帆には無数の穴が開く。
海景の専門家が、海戦ならではのモチーフを詳細に描く。

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