《十字架》1100年頃
メトロポリタン美術館
- 縦2.36cm、幅2.07cm、厚さは僅か3.1mmという、非常に小型の十字架です。
- 東ローマ帝国の首都・コンスタンティノープルで制作されたと考えられています。
- この作品の支持体は、一枚の金の薄い板です。
- その上に、赤や青の多色のエマイユ(エナメル)で 四つ葉の花模様が描かれています。
枝の装飾その2:円形パーツ
- 上に伸びる枝の上にはアルファベットのUの字のかたちをとるパーツが付き、十字架の一番上の個所を飾っています。
裏面全体図 |
- エマイユ(エナメル)はガラス質の絵の具で、金属酸化物などを混ぜて色を付け、かまどの中で熱により溶かすことで金属の支持体に焼き付けます。
- このエマイユ(エナメル)は互いに溶融して強固な画面を形成し、退色しないため長い時間を経ても輝きを失わないというメリットがあります。
「エマイユ・クロワゾネ」
使い方:宗教的アクセサリー
裏面中央部分と周辺 |
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