「ゴッホ展」出品作を徹底解説!⑤: ゴッホ《レストランの内部》(1887年 クレラー・ミュラー美術館)―印象派と点描派の時代のパリでゴッホが示したユニークなタッチとテーマ表現(ゴッホ展@東京都美術館)

ゴッホ《レストランの内部》

パリ時代に描いた室内画

東京都美術館「ゴッホ展 響きあう魂」展示作品の解説動画、五つ目の今回は、レストランの室内を描いた《レストランの内部》(1887年 クレラー・ミュラー美術館)をとりあげました。


ゴッホが点描派のタッチや、印象派のテーマに近づきながら、独自の表現を示している重要な本作の解説動画、ぜひご覧ください。


テーブル周りには、様々な大きさ・形状のタッチが使用されている様子を確認することができます。床と花瓶には極めて小さな点のタッチが打たれ、白いテーブルクロスは厚塗りのタッチで覆われ、他方、壁には、比較的粒が揃った、中くらいの大きさのタッチが並び、花瓶の花や葉は、他の者より大きめの不定形のタッチを使って表されています。

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