【1分でメトロポリタン展⑮】エル・グレコ《羊飼いの礼拝》(1605-10年頃 メトロポリタン美術館)

エル・グレコ《羊飼いの礼拝》

16世紀・北方マニエリスムの物語画

メトロポリタン美術館展2021-22(
大阪市立美術館で開催中、東京でも国立新美術館で開催予定の出品作を解説するYoutube動画、第14回でとりあげるのは、クレタ島に生まれ、イタリアやスペインで活動した、マニエリスム期の画家👨‍🎨エル・グレコ🐑《羊飼いの礼拝》🐏(1605-10年頃、キャンヴァスに油彩、144.5 x 101.3 cm、メトロポリタン美術館)。

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白いシーツの上で、自ら光を発する幼子イエスの姿が
画面の中央の目立つ位置に描かれています。
キリストが光源となり、画中の人物たちを照らし出しています。
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この作品の画中で特徴的な造形要素は、両腕を天高く掲げて見せたり、
前に挿し伸ばして示したり、大きな身振りをとる
降誕の奇跡に驚嘆する人物たちのポージング。
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そして、この人物たちのダイナミックなポーズの動きを強調して見せるのが、
絵の具を大胆に塗り付ける、荒々しいまでの絵筆のタッチ。
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この人物の姿勢と筆さばきが、画面の全体に動きを感じさせる、
ダイナミックなスタイルが、本作品の大きな特徴です。
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そのようなスタイルで描かれた、マニエリスム期を代表するエル・グレコの、
闇夜に浮かび上がる宗教画について、
動画では、絵の各部分を拡大しながら、1分間で手早く解説します。

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