【動画で鑑賞!メトロポリタン美術館展①】イタリア・ルネサンス編
国立新美術館で開催のメトロポリタン美術館展。
🎨「美術史チャンネル」では全65点🖼についてすでに
解説動画を公開済み(👉再生リストリンク)ですが、
そのうちのイタリア・ルネサンス絵画を特集します👇
フラ・アンジェリコ《キリストの磔刑》(1420–23年頃 メトロポリタン美術館)
👇出品作リストの作品番号1番は、イタリア・ルネサンス初期の画家、
👨🎨フラ・アンジェリコ(1390 / 95年頃-1455年)の宗教画🖼。
フィレンツェや、ヴァチカンで活躍したこの芸術家の絵は、
黄金に輝く背景の地が中世のスタイルを受け継ぐ一方、
人物の配置で空間を感じさせる新しい表現も見られる作品となっています👇
🍎 🍎 🍎
キリストの体から吹き出る血を、天使が聖杯に受けようと飛びよります。
全部で四人の天使は、キリストよりもはるかに小さなサイズ。
これはモチーフが有する神学的重要性に従い、
絵に描かれる際の大きさが決まるという、
中世ならではの宗教的表現手法。
🌟 🌟 🌟
ジョヴァンニ・ディ・パオロ《楽園》(1445年 メトロポリタン美術館)
👇中世の風を残し、装飾的な画風を特徴とする「シエナ派」からは、
👨🎨ジョヴァンニ・ディ・パオロ(1399年あるいは1403-82年)が描いた
天使と、聖俗の人間たちが踊る活気のある楽園の様子🖼です👇
🌟 🌟 🌟
カルロ・クリヴェッリ《聖母子》(1480年頃 メトロポリタン美術館)
👇15世紀パドヴァ派の流れを汲むとされる、
👨🎨カルロ・クリヴェッリが15世紀の終わりころに制作した、
聖母マリアと幼子イエスの絵🖼。
精緻な細部と質感再現の再現的描写に特徴があります👇
🌟 🌟 🌟
ダヴィデ・ギルランダイオ《セルヴァッジャ・サッセッティ》
(1487–88年頃 メトロポリタン美術館)
👆ここまでご紹介した絵は、すべて宗教画でした。
一方で、この👨🎨ギルランダイオが描いた絵👇は、俗人の肖像画🖼。
銀行家の娘の、輝く金髪と赤い首飾りが精緻に描写されています👇
🌟 🌟 🌟
ラファエロ《ゲッセマネの祈り》(1504年頃 メトロポリタン美術館)
👇「神のごとき」と評された盛期ルネサンスを代表する👨🎨ラファエロ。
このイタリアの巨匠が描いた新約聖書に取材した物語画🖼では、
色と形が響き合う群像表現が見所です👇
🌟 🌟 🌟
ドッソ・ドッシ《人間の三世代》(1515年頃 メトロポリタン美術館)
👇フェラーラ派の画家👨🎨ドッソ・ドッシの作品は寓意画🖼。
三組の人物像からなる本作は、道徳的・教訓的表現と、
風景表現が組み合わさった、ハイブリッド的作品となっています👇
🌟 🌟 🌟
ピエロ・ディ・コジモ《狩りの場面》(1494–1500年頃 メトロポリタン美術館)
👇フィレンツェで活躍した、👨🎨ピエロ・ディ・コジモが制作した、
原始時代の人々の生活をえがいた作品🖼。
当時の最新の歴史観を反映させながら、
半人半獣の存在と狩りに励む、野蛮な過去の時代を描いた絵です👇
🌟 🌟 🌟
フィリッポ・リッピ《玉座の聖母子と二人の天使》(1440年頃 メトロポリタン美術館)
15世紀前半のフィレンツェ派、👨🎨フィリッポ・リッピが描いた、
中世のスタイルを思わせる、黄金に輝く円光と、
文字まで描いた細部の表現、そしてモデリングが特徴の聖母子🖼。
🌟 🌟 🌟
「美術史チャンネル」では、現在大阪市立美術館で開催中の
「メトロポリタン美術館展」出品作全65点についてすでに
解説動画を公開済み(👉再生リストリンク)です。
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