「ポンペイ」展🏺出品作を動画🎦で解説!③:古代の彫刻―ブロンズ像からガラスのレリーフまで

🐱「ポンペイ」展の彫刻🐶


 東京国立博物館・平成館で開催中の「ポンペイ」🏺展(👉公式サイト)の出品作のYoutube解説動画
★ この投稿では、立体の彫刻作品を解説した動画を、制作された年代の順にご紹介します。

①《踊るファウヌス》

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①古代神話の牧神の銅像

🏺ヘレニズム期の造像★ 最初にご紹介する作品は、古代神話の牧神をかたどったブロンズ像。
★ 今回のテーマは、紀元前2世紀に制作された《踊るファウヌス》(ブロンズ ナポリ国立考古学博物館)です👇

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古代神話の牧神の銅像

🏺古典主義の趣味★ ポンペイに存在した邸宅の、天井の高さが16メートルに達する、立派な広間に置かれていたこの像。
★ 手を挙げて、踊っているかのような牧神を表したこの像は、古代ギリシャ・ヘレニズム期に制作されました。
 すなわち本作は、古代のポンペイにおける、古代ギリシャ美術を愛好する趣味を物語る作例であるといえるでしょう。

②《黒曜石の杯》

古代エジプト風のカップ☕

🍷石の酒杯
★ 次にご紹介するのは、《黒曜石の杯》(紀元前1世紀 ナポリ国立考古学博物館)。
★ こちら、取っ手がついた、深めの容器部分を持った、ワインを飲むためのカップになります。
★ 浴場跡の冷浴室から、4個1組で出土しました。浴槽につかりながら、実際にワインを飲むのに使っていたのでしょうか👇

異国の宗教文化への興味と工芸の技巧

🏺工芸の技巧+エジプトのモチーフ★ 本体は、加工が難しい、黒曜石を削って作られています。あえて難しい素材を用いるあたりに、職人の自分の腕に対する自負と、製品に付加価値を与えようという考えが透けて見えるようです。
★ 黒曜石で作った本体には、赤い珊瑚・青いラピスラズリや、緑色の孔雀石のような石材・金属としては金を象嵌して、モチーフが表されています。
★ 表現されているのは、エジプトの権力者の姿や、礼拝のための施設です。
 これらのモチーフは、エジプトの宗教文化に対する、南イタリアの人々の興味を示唆しています。


🐄机と動物🐦★ 机を下から支えるのは、翼が生えたギリシャ風のスフィンクス。
★ その上には牛🐄。奥には隼🐦。
 古代エジプトの動物神信仰を具体的に示すモチーフです。


③《ビキニ👙のウェヌス》

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①ローマ神話の愛と美の女神の像

 次にご紹介するのは、白い大理石でかたどられた、古代ローマ神話の神々の中でも、高い人気を博した、愛と美の女神👧をモチーフにした、立体作品。
 今回の動画🎬で扱う作品は、紀元前1世紀-後1世紀の作、《ビキニ👙のウェヌス》(ナポリ国立考古学博物館)です👇

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②古代女性と女神のファッション

 身にまとうビキニ👙や、腕輪のようなアクセサリーは、金彩✨の技法で表され、いまも変わらず輝いています。
★ これら着装されたモチーフは、古代ローマ世界の女性たちの服飾文化を伝えます。
 また、神👼と人🚺を同形で表した、地中海🐬美術の特徴もよく表しているといえます。

④古代石像《槍を持つ人》

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①古代の運動場を飾った大理石像

🏺小型の保存・運搬用壺「アンフォラ」★ 続いては、ポンペイのパライストラ(運動場)を飾っていた、古代ローマ美術を代表する男性裸体像。
★ 今回のテーマは、紀元前1世紀から紀元後1世紀年に制作された《槍を持つ人》(ナポリ国立考古学博物館)です👇

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②重要な「ローマン・コピー」の作例

 本作は、ローマ時代に作られた、古代ギリシャ彫刻のコピー、すなわち「ローマン・コピー」に分類されるタイプの古代彫刻です。
★ 同様のコピーは、ほかにも複数の美術館に所蔵されています。
 原作は、クラシック期ギリシャを代表する彫刻家、ポリュクレイトスの作品でした。
 片足に重心を置いて支脚とし、残る脚はウェイトを置かず遊脚とする、「コントラポスト」の名で知られるポーズをかたどる男性裸体像。
 ルネサンス期を含む、の西洋美術の人体表現に、大きな影響を及ぼした作品です。 

⑤《ブドウ🍇摘みを表した小アンフォラ》

古代のガラス製容器

🏺小型の保存・運搬用壺「アンフォラ」★ ここでご紹介する作品は、1世紀前半の《ブドウ摘みを表した小アンフォラ》(ナポリ国立考古学博物館)。
★ 器の表面の装飾、各部を拡大しながら1分で解説します👇

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🍇葡萄酒関連モチーフとガラス製品

🍷ワインと「カメオ・ガラス」★ 作品を彩るのは、酒の神・バッコスにまつわるモチーフ。
★ ワインの材料であるブドウ🍇の蔓や、酒造に携わるクピドが表されています。
★ モチーフは、カメオ・ガラスという、手間のかかる技法で表現されています。
★ 古代の工芸技術のレベルの高さをよく物語る作例となっています。

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