作品解説動画🎦「印象派・光の系譜」展🌳印象主義の画家たちの作品

「印象派・光の系譜」展🌳印象派の作品


この投稿では、2022年1月28日から
あべのハルカス美術館で開催の「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展の出品作のうち、印象派の作品の解説動画を、制作年代の順にご紹介します。
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①ルノワール《花瓶にいけられた薔薇》

印象派を代表する人物画家による花のある静物画

  • まずは、ルノワール《花瓶にいけられた薔薇》(1880年頃)を取り上げました。

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すべてのモチーフが華やかに彩られた花の絵

  • 薔薇の花に加え、背景・机の上のテーブルクロスが彩り豊かに描かれた華やかな花の静物画です。


②シスレー《ロワン川のほとり、秋の効果》

印象派の画家の田園風景画

★ 次の動画では、アルフレッド・シスレー《ロワン川のほとり、秋の効果》(1881年)を取り上げました。

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広い風景と小さな人間の造形的対比

★ 青空の下に遠くまで続いている、広大な田園の景色を表した、自然の風景画。
★ 広い空間の中に、自然に溶け込む、小さな人間の姿が描かれています。



③ピサロ《エラニーの日没》(1890 年)

印象主義の画家の夕暮れの風景画

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多種多様なタッチの使用

空と大地を表現するために用いられた大小のタッチが、画家が使用した筆遣いの、種類の豊富さを物語る風景画について、画面の各部分を拡大しながら1分で解説します。


④モネ《ジヴェルニーの娘たち》

印象派を代表する画家の風景画

★ 次に紹介する動画では、印象主義を代表する画家であるクロード・モネが、晴れた日の畑を描いた風景画を取り上げます。
★ 今回は、モネが1894年に描いた、《ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて》がテーマです。

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マイナーな方の「積み藁」

★ 舞台は、モネが1883年から居を定めた、ノルマンディー地方のジヴェルニーです。
★ モネといえば、積み藁の絵が有名です。しかし、今回の積まれた藁束は、一時的な仮の積み藁で、三角形の形状をとっています。
★ この形が、スカートが下に向けて広がる豪華なドレスを身に着けた、女性たちの姿に見えたので、人物像が見当たらない画面に、「娘たち」のタイトルがついています。
★ 積み藁の周りを見ると、地面に影が落ちていないことに気づきます。
★ これは、昼の強い光が真上から差しているためであるといわれています。



⑤ピサロ《テュイルリー宮庭園、午後の陽光》

フランス印象派の画家が描くパリの風景画

★ 次にとりあげますは、19世紀フランス印象派の画家・カミーユ・ピサロが、世紀末の1900年に描いた風景画《テュイルリー宮庭園、午後の陽光》です。

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大空の下の近代都市パリの光景

★ 大空と、その下に広がる庭園と、その向こうに見える円形からなる、広大な空間。
★ パリに借りたアパルトマンの上の方の階から、眼下に広がる景色を見下ろして描いた風景の絵です。
★ そこに、19世紀のパリを代表する建築物と、パリ市民のお気に入りの場所が描かれています。
★ これらのモチーフが描かれているために、当時においては高度に「近代的」と見えたであろう風景画に仕上がっています。

⑥モネ 《睡蓮の池》(1907年)

印象派の代表的風景画家の得意のモチーフ

  • 続いては、クロード・モネ 《睡蓮の池》(1907年)を取り上げました。

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色彩と空間表現の工夫

  • 睡蓮の花の赤と、睡蓮の葉を彩る緑は、補色の関係にあります。
  • さらに、画面の中では、明色と暗色の色彩の対比も認められます。
  • そして、水面を利用し、柳の葉のような、水面の上、画面外に存在する、モチーフも描写されています。




「印象派・光の系譜」展公式サイト:
👉東京 三菱一号館美術館(-2022年1月16日)
👉大阪 あべのハルカス美術館(2022年1月28日-4月3日)

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