やまと絵展🐰解説動画公開!

★ 2023年の注目の特別展、やまと絵展東京国立博物館の主要作品解説動画をYoutubeで公開中です👇


  • 今回の特別展では、鳥獣戯画🐸を含む、平安時代頃制作の絵巻物の傑作「四大絵巻」をはじめ、小型の作品では扇面、手箱、それから大きな作品では、屏風絵までが出品されています。
  • これにより、様々なサイズやスタイルの「やまと絵」の数々を一度にご覧いただけます。
  • 日本美術にご興味のある方は必見の、2023年、最大級の特別展の解説動画🎬ご視聴いただけましたら幸いです。
かつて、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」開催の際には、
鑑賞のため人々が長蛇の列を作った《鳥獣戯画》も出品されています。
(擬人化動物が活躍する甲巻は10月22日まで出品予定です。)

《鳥獣戯画》乙巻には擬人化されない動物たちが登場。
馬や牛のような自然界に存在する種類から、
おめでたい麒麟👆のような空想上の動物まで、
豊かなヴァリエーションを楽しめます。

やまと絵とは…

平安~鎌倉期の「やまと絵」

「やまと絵」は、平安時代から鎌倉時代の頃にかけての時期においては、中国の故事や風俗を描いた唐絵に対して定義されました。
つまり、①なだらかな山々が連なる日本の風景や、②その合間に見える、貴族や庶民の暮らし、描かれた土地に生きる人々が織り成す、生活や風俗のありさまを描いた絵画を指す、画題に関して「やまと絵」の言い回しが用いられました。
🍁「やまと絵」に分類可能な作品で、平安時代の9世紀に制作され、記録により知られる屏風絵があります。清和天皇(850-80年)の后となった藤原高子(842-910年)の御殿には、大和の竜田の川に紅葉が流れる、和歌にも詠われるような景色を表したの屏風が飾られていたとされます。

鎌倉期以降の「やまと絵」

それ以降は、墨の面・線・暈し・明暗により描く「水墨画」など、中国の画人たちが用いた新表現様式を用いて制作された絵画である「漢画」との対比の中で、「やまと絵」は定義されます。すなわち、前代までの伝統的なスタイルに基づく絵画作品が「やまと絵」と呼ばれました。

コメント