フラ・アンジェリコ《キリストの磔刑》
ルネサンス期イタリアの宗教画
- 大阪市立美術館で開催中、東京でも国立新美術館で開催予定のメトロポリタン美術館展の出品作の解説動画。
- 今回は、フラ・アンジェリコ《キリストの磔刑》(1420–23年頃 メトロポリタン美術館)の解説動画です。
動画では、中世絵画とルネサンス絵画の造形的特徴を併せ持つ、初期ルネサンス期イタリアの典型的なスタイルを示す作品について、細部を拡大しながら詳しく解説しています。 👇次回の動画はこちら。 【1分でメトロポリタン展②】ジョヴァンニ・ディ・パオロ《楽園》(1445年 メトロポリタン美術館)
キリストの頭上の板には"Iesus Nazarenus Rex Iudaeorum"(ユダヤ人の王 ナザレのイエス)の各語の頭文字「INRI」が、金文字で赤い板に記される。この板の左右には、同じく深紅の長衣を身に着けた天使が、天から下っています。キリストの頭上の板と、天使の衣の赤は、イエスの、磔刑による流血の死の運命を強調しているかのようです。
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